訪問看護師と訪問介護士は、支援の目的とアプローチに明確な違いがあります。訪問看護師は「医療」の視点から療養生活を支え、訪問介護士は「生活」の視点から自立を支えます。
訪問看護師は医療職として、医師の訪問看護指示書に基づき療養生活を支援します。対象は0歳の小児から高齢者まで幅広く、病気や障害を抱える方の健康管理を行います。具体的な業務内容は、バイタルサインの測定、点滴や注射、与薬管理、医療機器の操作、そして看取りのケアなど、専門的な医療行為が中心です。多種多様な疾患に対応する柔軟な知識と判断力が求められます。
訪問介護士は福祉職として、主に高齢者の自立支援を目的とします。ケアプランに基づき、食事や入浴、排泄の介助といった身体介護や、掃除や洗濯などの生活援助を行います。原則として医療行為は行えませんが、喀痰吸引等研修を修了した場合は特定のケアを実施することが可能です。
訪問看護ステーションでのケアには多職種連携が欠かせません。訪問看護師は、訪問介護士から日常的な生活の様子や些細な変化の報告を受け、それを医学的視点で評価します。必要に応じて医師への報告や介護士へのアドバイスを行うなど、チームケアの要として重要な役割を担います。
給与や待遇面においても、それぞれの職種の専門性や働き方を反映した違いが見られます。
訪問看護師の平均的な給与水準は、手当を含めて年収約543万円、月給は約45万円が目安となります。大きな特徴は、オンコール手当や緊急訪問手当、訪問件数に応じたインセンティブ手当などが充実している点です。訪問件数を増やすことで収入アップが見込めるため、自身の頑張りが直接給与に反映されやすい環境と言えます。
引用元:厚生労働省|訪問看護(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001123919.pdf)
訪問介護士の平均年収は単純計算で約419万円、月給は約35万円が目安です。近年は国を挙げた処遇改善が進められており、介護職員処遇改善加算などにより基本給の底上げが図られています。保有資格やキャリア、サービス提供責任者といった役割に応じて手当が加算され、着実に待遇が向上しています。
引用元:厚生労働省|令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/24/dl/r06kekka.pdf)
訪問看護師の働き方は日勤が中心であり、夜勤や残業が少ないため、規則正しい生活を送りやすいのが大きな魅力です。オンコール対応がある場合でも自宅で待機が可能です。一方、訪問介護士はシフトの幅が広く、自身のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を選択しやすいという特徴があります。
高齢者だけでなく、小児から大人まで、病気や障害により生活が困難な幅広い年齢層の方へ医療的サポートを提供したい人に向いています。また、在宅看護専門看護師や認定看護師といった資格取得を目指し、特定の疾患や分野でより高い専門性を発揮して活躍したいと考える方にも向いていると言えるでしょう。
主に高齢者の日常生活に深く寄り添い、生活全般のサポートを行いたい人に向いています。現場での経験を積んだ後、介護支援専門員(ケアマネジャー)への転身や、サービス提供責任者などの管理職、あるいは訪問介護事業所の開業を目指してキャリアアップを図りたい方におすすめです。
千葉県内718の訪問看護ステーション*の内、
複数拠点**を展開する「安定した経営基盤」と「教育制度**」を持つ訪問看護ステーションの中から
叶えたい働き方に合うステーションをそれぞれ紹介します。



■ 注釈
*2026.2.9時点、「厚生労働省 介護事業所・生活関連情報検索(千葉)」で「千葉県」「訪問看護」と絞り込み検索をしヒットした718ステーション
**1~2拠点のステーションの場合、家族経営など属人的な運営も含まれる可能性があるので、最低でも『千葉県内3拠点以上』を展開する15の訪問看護ステーションを調査。その内14ステーションが教育制度があると記載。