このページでは、訪問看護師として働くために必要な資格やスキル、また活躍の場を広げる上で有利な資格などについて解説しています。
訪問看護師として訪問看護ステーションに勤務し、地域の人々のために医療サービスを提供するためには、まず大前提として「看護師資格」が必要です。
一方、看護師資格さえあれば訪問看護師として働けるケースもある反面、事業所や訪問看護ステーションの取り組みとして、所属する訪問看護師には一定の臨床経験や専門スキルを求めている場合もあり、実際にどのような資格やスキルが訪問看護師として働くために必要なのか確認することも重要です。
訪問看護師として働こうとする人の中には、看護師資格を有しているものの、臨床現場で長く従事した経験がないという人もいるでしょう。現実問題として、臨床経験の有無や期間といった条件は事業所によって異なり、またそもそも規模が小さくて人材教育の環境が整っていない場合もあります。
そのため訪問看護師として働くのであれば、臨床現場での経験も大切ですが、それ以上に「訪問看護の現場で必要となるスキル」を備えていることが望ましいでしょう。
前述したように、訪問看護師になるためには「看護師資格」が必須です。また業務内容や対応可能な範囲に制限はあるものの「准看護師」でも訪問看護ステーションへ勤務することができます。
看護業務に必要な国家資格だけでなく、訪問看護師という職種では病院の外で適切に患者のケアを行うためのスキルも求められます。
そのため、基本的には以下のようなスキルやノウハウは最低限備えておくと心強いでしょう。
また上記の他にも、そもそも患者や家族と過ごして信頼関係を構築するコミュニケーションスキルや、必要事項を分かりやすく伝えるための言語化スキルなども大切です。
緩和ケア認定看護師は公益社団法人日本看護協会が認定している専門資格であり、看護師の中でも特に緩和ケア領域の専門スキルを備えている者に認められる資格です。
現代では自身の最期を病院でなく自宅で迎えたいと考える患者も増えており、また家族にとっても大切な人と最期の瞬間まで寄り添える時間は重要なものとなります。
緩和ケア認定看護師は患者の苦痛や不安を緩和し、最期の看取りに向けて適切な支援を行うスペシャリスト人材です。
寝たきりの患者にとって褥瘡(床ずれ)は深刻なリスクであり、適切に対処しなければ心身の状況を一層悪化させかねません。また人工肛門などを利用している人の中には上手にストーマの管理を行えない人もいるでしょう。
そのような患者のために皮膚ケアや排泄ケアのプロとして対応する専門人材が皮膚・排泄ケア認定看護師です。皮膚・排泄ケア認定看護師は訪問看護サービスを受ける多くの人にとって無視できない問題へ対処する人材であり、今後ますますニーズが高まっていくと考えられます。
訪問看護師の仕事や働き方の特徴として、病院など医療設備や診療環境が十分に整った場所でなく、患者の自宅など一般住宅やそれに近しい場所で医療サービスを提供するというものが挙げられます。そのため、患者に対する処置の流れや緊急時の対応はもちろん、普段から患者に接している時でも相応の意識や配慮を欠かすことができません。
在宅ケア認定看護師はまさしく在宅ケアや訪問看護のスペシャリストであり、訪問看護師として働こうとする際にも有利になる資格です。
介護支援専門員(ケアマネジャー)は介護保険法の定めにもとづいて認定される専門資格であり、一般的には「ケアマネ」といった略称で呼ばれることが多くなっています。
ケアマネの仕事は、患者(要介護者)やその家族の生活状況などを踏まえつつ、ケアプランの作成や関係先との連携などをまとめた介護サービス計画を作成することであり、訪問看護師へ介護サービスについても一緒に相談できれば患者や家族にとって心強いことでしょう。
認知症ケア専門士は一般社団法人日本認知症ケア学会によって認定される民間資格であり、認知症の患者や家族に対するケアを行う専門人材です。
高齢化が進むにつれて認知症の患者数は増えており、今後さらに認知症への対策やケアは日本全体で考えるべき社会問題となっていくでしょう。
認知症への適切な対応は医療従事者でも悩むことがあり、改めて認知症ケアに特化したスキルを備えておくことは患者や家族だけでなく、同僚の看護師などにとっても安心につながります。
千葉県内718の訪問看護ステーション*の内、
複数拠点**を展開する「安定した経営基盤」と「教育制度**」を持つ訪問看護ステーションの中から
叶えたい働き方に合うステーションをそれぞれ紹介します。



■ 注釈
*2026.2.9時点、「厚生労働省 介護事業所・生活関連情報検索(千葉)」で「千葉県」「訪問看護」と絞り込み検索をしヒットした718ステーション
**1~2拠点のステーションの場合、家族経営など属人的な運営も含まれる可能性があるので、最低でも『千葉県内3拠点以上』を展開する15の訪問看護ステーションを調査。その内14ステーションが教育制度があると記載。